NHKクローズアップ現代「抗うつ薬の死角」2

うつ病に関する番組 

このエントリーは、下エントリーの続きです。
NHKクローズアップ現代「抗うつ薬の死角」1


さて、引き続きNHKクローズアップ現代「抗うつ薬の死角」でキャスターの国谷さん(いつみても美人)と解説員の小出さん(ちょっと御髪が?)の話の中で問題になったことは、次のようなことです。

(報告システムと情報の共有)
副作用の問題について、その情報を最も必要としているのは患者さん自身、その原点に立ち返る必要がある。
日本では、薬事法によって、製薬会社や病院・診療所から副作用に関する情報が国や自治体に報告されるシステムがあるが、それだけでは十分とはいえない。医師・看護師あるいは家族や介護者などから、確証がなくとも報告をあげ、そのなかから副作用の兆候を拾っていくという方法が取れる。
そのシステムは日本ではまだないが、イギリスでは採用されている。

(医療側の問題)
アメリカでは5年前からSSRI服用によって攻撃性が増幅されるという副作用情報があったが、日本では情報が不確実な段階ではあまり伝わらない傾向にある。
SSRIはじめ薬の処方に精通するとともに、楽物療法以外の治療を理解する医師の育成が急務である。

(薬だけに頼らない治療法)
イギリスでは、抗うつ薬とある種の心理療法を併用した場合の一年後の再発率は27%、抗うつ薬のみの治療の44%と比べて格段に低いことが実証されている。
京都府宇治市の病院では、薬は最小限に抑え、心理療法を取り入れて患者の話を聞くことでうつ病を根本的に治そうと取り組んでいる
リーダーの村井医師だけでは患者の話を聞く時間が足りないので、臨床心理士、作業療法士、薬剤師、看護師、保健師、栄養士、精神保健福祉士などスタッフがかわるがわる話しを聞くことにした。スタッフの話し合いによって、誤診を防げる。
例えば、ある患者に関する薬剤師や栄養士の意見から、これまでの典型的うつ病ではなく双極性障害(躁うつ病)と診断を変え、SSRIを徐々に減らしたところ患者さんは確実によくなった。

(このエントリーは、NHKクローズアップ現代「抗うつ薬の死角」1の続きです。
また、 NHKクローズアップ現代「抗うつ薬の死角」3に続きます)

こちらもご参照ください。
抗うつ剤で攻撃性の副作用?厚生省が調査
認知行動療法 イギリスの例1 NHK「うつ病治療 常識が変わる」から 
認知行動療法 イギリスの例2 NHK「うつ病治療 常識が変わる」から 

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