NHKクローズアップ現代「抗うつ薬の死角」1
うつ病に関する番組
先日のNHKクローズアップ現代「抗うつ薬の死角」は、少し前から問題になっている、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)服用によって他人への攻撃性が誘発される、有効とされる抗うつ剤について、がテーマでした。
やっと録画が見られたので内容を少し。
SSRIについては、過去エントリーでも載せましたが、攻撃性が誘発される可能性があることを注意文書に載せるよう、国が支持したという経緯があります。
番組では、その背景として、誤った処方による副作用や誤診があげられました。
実際に刑事事件を起こした人や家族の声が取材されていたのが有意義でした。
杏林大学の田島先生によれば、Aさんへの抗うつ剤の処方にばらつきがある点に問題があったのではないかとのこと。
攻撃的な行動がすでに見られた時期に、効果がないからとのAさんの訴えで一時服用をやめ、その二週間後再び不安感を訴えたため同じ量を処方、さらに二週間後に規定量までを処方していました。
Aさんの主治医は、「急に服用をやめてはいけない、また気分変動が見られたときは増量してはいけない」というSSRIの注意文書の内容にしたがっていませんでした。
医者も副作用に鈍感になっている、というのが田島先生の意見です。
( NHKクローズアップ現代「抗うつ薬の死角」2に続きます)
こちらもご参照ください
抗うつ剤で攻撃性の副作用?厚生省が調査
うつ病の主なタイプ うつ病性障害1
うつ病の主なタイプ うつ病性障害2
うつ病の主なタイプ 双極性障害(躁うつ病)
先日のNHKクローズアップ現代「抗うつ薬の死角」は、少し前から問題になっている、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)服用によって他人への攻撃性が誘発される、有効とされる抗うつ剤について、がテーマでした。
やっと録画が見られたので内容を少し。
SSRIについては、過去エントリーでも載せましたが、攻撃性が誘発される可能性があることを注意文書に載せるよう、国が支持したという経緯があります。
番組では、その背景として、誤った処方による副作用や誤診があげられました。
実際に刑事事件を起こした人や家族の声が取材されていたのが有意義でした。
事例1:処方の誤り
Aさん(20代女性札幌市)は、四年前、近所のメンタルクリニックでうつ病と診断され、SSRIが処方された。最初は一日2錠、改善が見られず6週間後から3錠に増えた。
するとこれまで経験したことのないイライラした感情が生まれ、それが爆発するようになった。
Aさんは突然奇声をあげる、部屋の壁を蹴るなどの行動がエスカレートし、母親は恐怖を感じるようにすらなった。
3ヶ月たっても症状は改善せず、主治医は薬を3錠から4錠にふやした。
その2週間後、Aさんは包丁を持ってコンビニに押し入り、店員をおどして20万円を奪い逃走、強盗容疑で逮捕された。
本人の感覚では、制御不能、コントロールが効かない感じ。
動機があやふやだったことから裁判所の指示で医療鑑定を受けさせられ、SSRIによる心神耗弱だったとして執行猶予付きの刑が言い渡された。
杏林大学の田島先生によれば、Aさんへの抗うつ剤の処方にばらつきがある点に問題があったのではないかとのこと。
攻撃的な行動がすでに見られた時期に、効果がないからとのAさんの訴えで一時服用をやめ、その二週間後再び不安感を訴えたため同じ量を処方、さらに二週間後に規定量までを処方していました。
Aさんの主治医は、「急に服用をやめてはいけない、また気分変動が見られたときは増量してはいけない」というSSRIの注意文書の内容にしたがっていませんでした。
医者も副作用に鈍感になっている、というのが田島先生の意見です。
事例2:誤診
Bさん(40代男性、大阪市)は、不眠や食欲不振が続く典型的なうつ病と診断されSSRIを処方された。
飲んだ2時間後、小言を言った妻に工具で殴りかかった。妻は20針を縫う重傷を負う。
本人は、ほとんど覚えていない、気持ちとか動機、理由がわからない、自分が自分でない、独特の感覚とのこと。
その後、別の医師の下で躁うつ病(双極性障害一型)と診断されたが、それまでの三年間うつ病と診断されていた。
妻の言葉は、通院しているのにそういう(攻撃的な)状態が続いていて、(本当の病気に)気づいてもらえなかったのはくやしい、とのこと。
( NHKクローズアップ現代「抗うつ薬の死角」2に続きます)
こちらもご参照ください
抗うつ剤で攻撃性の副作用?厚生省が調査
うつ病の主なタイプ うつ病性障害1
うつ病の主なタイプ うつ病性障害2
うつ病の主なタイプ 双極性障害(躁うつ病)











