心の病をかかえた派遣社員の立場を守るべきだ

うつ病と就労

最近特に問題になっているのは、きびしい経済状況下で非正規社員があっさり解雇されていくことでした。その状況は当分続くといわれています。

NHKクローズアップ現代では、心の病をもっている人の就労の問題をテーマにし、非正規社員で心の病、うつ病にかかった人が満足に治療を受けられない現状を取材していました。
番組HPはこちらです。

うっかり録画し忘れて一度しか見られなかったんですが、
まず非正規社員とはいえ仕事時間も内容的な負担も、ほとんど正規社員と変わらない。
したがって、もともと仕事上のストレスが大きい。

そして心身に不調をきたしたときも、解雇をおそれて病院にはなかなかかかれない。
そのため、不調をそのまま放置せざるを得ず、結局悪化させてしまって、退職せざるを得なくなる。

ここで驚くのは、うつ病にかかった人が働けなくなったときに、傷病手当を受け取れないということでした。
なぜかというと、派遣会社との契約で仕事をする派遣社員の場合、一つの会社で短期間就労することが多い。
そして、次の派遣先が決まるまでにわずかでも時間があいてしまうと、「健康保険料を継続一年以上支払う」という条件を満たさなくなってしまうため、傷病手当を受け取れなくなるというのです。

本人は、うつ病や不調に陥って、仕事をやめざるを得なくなって始めてそのことを知る場合が多く、取材された人も愕然とし、絶望した、というようなことを言っていました。

抗うつ剤はけっこう高いので、一定以上の期間飲むときは治療費はたいへんです。
手当てというのは、何らかの窮状にある人に対して適用されなくては無意味なはずなのに、それがぜんぜん機能していないなんて。

そして不調のときは休むのが当然で、それは正規社員か非正規社員かに関わらず、誰にでも保障されるべきではないか。

二重の意味で腹立たしく痛ましい事態だと思う。


jasmin11 at 22:29 │Comments(0)TrackBack(0)clip!うつ病と就労 

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