うつ病の主タイプ 気分変調症

うつ病の主なタイプ

気分変調症は、重度ではないが憂うつな気分や無気力な状態が一定期間、多くは数年にわたってあらわれるものをいいます。こちらには、躁状態が現れる場合は含めません。
抗うつ剤を飲んでもそれほどはかばかしい効果が見られず、ひどくない抑うつ症状がずるずると長引き、よくなってはぶり返すことを繰り返します。

症状としては、うつ病性障害とも共通するところが多く、自責の念自分が無価値であるという観念を持っています。楽しい気分になれず、趣味などにもなかなか打ち込めません。
また疲労感があって体が重い、動悸がするなど、身体的不調が継続してみられます

比較的若い世代に多い傾向があり、自分のおかれた環境に不満があったり、仕事上の悩みを解決できないなどの慢性的なストレスを抱えていることもあります。

このような症状は、かつては、自己愛が強く人間として未熟であることなど、本人の性格の弱さからくる問題ではないかとされ、「抑うつ神経症」として、ノイローゼに分類されていました。

しかし、うつ気分が主症状であることや、長期的には抗うつ剤が一定以上は有効であることなどから、うつ病の一タイプとされています。

(参考:「軽症うつ病」笠原嘉、「うつ病をなおす」野村総一郎 いずれも講談社現代新書)

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