今時うつ病事情4(読売新聞 医療ルネサンスNo.4445 2008年10月2日)

うつ病に関する記事

現在、読売新聞に「医療ルネサンス シリーズこころ 今時うつ病事情」が連載されています。
内容を簡単にご紹介します。

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問診数分 すぐ診断書

30歳代前半の会社員と医師の会話。
「どうしました?」「最近、気分が落ち込んで、何もやる気が起きません」
「食欲はどうですか」「ありません」
「よく眠れていますか」「いいえ」
「疲れてますか?」「はい」

診療はわずか数分。「うつ病ですね。休養が必要だと思います」と診断書が出た。

「本当は症状はないが、インターネットでみたとおりのうつ病の症状を訴えたら感嘆に診断書が出て、おかげでよく休めている」
その会社員は、別の産業カウンセラーとの面談でそう打ち明けた。今の仕事が向いてないので、嫌で休みたかった、と。処方された抗うつ剤は飲んでいない。

うつ病など精神疾患を理由に休職する人は増えている。2006年度の国家公務員に対する調査では、一ヶ月以上の長期病休者6105人のうち、「精神および行動の障害」が理由のケースは、5年前の1.7倍に増え、63%を占めた。

ストレスで心を病む人が増えたこと、精神科にかかることに抵抗感が薄れたことなども患者の増加につながったと考えられる。うつ病が一般的になり「つらい気分=うつ病」と単純に考えられている面もある。
前出のカウンセラーは、偽るつもりで話をされたら見抜くのは難しいかもしれない、が、もう少しじっくり診察する必要がある、と話す。

甲府市の心療内科クリニック院長は、初診では必ず一時間近くかけるようにしている。症状だけではなく、仕事や生活全般について質問し、患者の人物を理解するようにつとめる。
症状は重要だが、どんな要素が症状に関係するかをつかむことが必要、安易な診断は不適切な治療につながりかねない、という。

元記事はこちらへ→問診数分 すぐ診断書

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意図的擬態うつ病、という感じがします。
たしかに、私自身も、かかる前はただなんとなく「うつ病は気分や感情面の要素が多い」としか思っていませんでした。
でも実際にかかってしまったら、まったく違っていました。気分ももちろんですが、身体的なつらさも大きいのです。

No.4442に出てきた人のように「やる気は起きなくてつらいけど、東南アジアに旅行に行く」ということはとてもできない。なんせ体を起こしていられないんですから。
また、楽しいと感じることならできるわけでもありませんでした。およそ何も楽しいとは感じられないのですから。

うつは心のかぜ、と言われて、受診する心理的敷居が低くなったのはいいことといえます。
その一方でうつ病のほんとうのところが伝わっていなかったり、そもそもうつ病とは何なのかがあいまいになってきていると思います。

元の記事はこちらです。
今時うつ病事情4(読売新聞 医療ルネサンスNo.4445 2008年10月2日)

こちらもご参照ください
今時うつ病事情1(読売新聞 医療ルネサンスNo.4442 2008年9月29日
今時うつ病事情2(読売新聞 医療ルネサンスNo.4443 2008年9月30日)
今時うつ病事情3(読売新聞 医療ルネサンスNo.4444 2008年10月1日)
今時うつ病事情5(読売新聞 医療ルネサンスNo.4446 2008年10月3日)

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