医者にウツは治せない

うつ病関連図書


医者にウツは治せない(織田淳太郎 光文社新書)


著者の織田さんは、スポーツ関係のライターで、自身もうつ病にかかり、入院経験もある方。うつ病の投薬治療の限界を感じ、病院の医師や看護士への取材をされ、投薬にかわる代替療法を模索しているのが本書です。

二年位前に一度読んだのですが、あたらめて読み直してみたら、引用されている医師の言葉として「抗うつ剤というのは、純然たるうつ病には効く…純然たるうつじゃない人、つまり自分を取り巻く環境との不適応などがストレスになって、うつ状態に陥っている人は、抗うつ剤だけではなかなか良くならない」とあるじゃないですか。
これはまさに「擬態うつ病」に当てはまる!
で、「擬態うつ病」の方を先に読み直してから、あらためてこちらを読みました。

著者が取材した患者達は、抗うつ剤ではなかなか効果が得られず、服用量がどんどん増えていき、過剰な副作用に苦しんでいる。
うつ病の診断が、一般的に思われているよりずっとむずかしいのだということ、そしていい医者が多くないことが看護士さんの言から、よくわかる。

著者は、思いを寄せていたある女性にとってうつ病治療と称しての投薬治療がほとんど無意味であったことを感じていた。
退院直後の彼女の自殺によって、そしてそもそも彼女はうつ病であったのかという疑問を持ち、うつ病の投薬治療そのものに不信感をつよめて、その後一切の服薬を拒否するようになったという。

うつ病の投薬治療の中心である抗うつ剤SSRIやリタリンについての記述はとても興味深くて納得できた


特にSSRIに関して、本書に登場するサイコセラピストの米倉一哉さんの言を引用すると「抗うつ剤というのは、神経作用を抑える働きがあるわけです。つまり、感覚や情感そのものを鈍化させ、表に出にくくさせる。」

自分の経験からいっても、その通りです
抗うつ剤は確かに一番ひどいときには救われたんだけれど、その後ずっと飲んでいても、自分の感情そのものが弾まないというか、自分のものと感じられなかった、その理由はこれだったのかと。
つまり、抗うつ剤は自殺につながりかねないひどい落ち込みから救ってくれると同時に、生き生きした感情も抑えてしまうことがあるんだと、はじめてわかった。

著者の織田さんは、若い頃からスポーツに打ち込んできた人で、心のコントロールのために腹筋呼吸やジョギングを実践され、体調も良好と書かれています。
運動は好きな人嫌いな人がいると思うけど、参考になることが多い本です。



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