うつ病リスクを高めるトランス脂肪酸
うつと食事については、脳神経伝達物質のもとになる良性のタンパク質を取るという考え方が一つあります。
うつと食材についてのスペインの研究で、トランス脂肪酸を多量に摂取するほど、うつ病のリスクが高まるという結果がでた、というニュースがありました。
ジャンクフードはうつ病リスクを高める、スペイン研究
スペインのナバラ大とラスパルマス・デ・グランカナリア大の研究チームは、6年間にわたって1万2000人以上の被験者の食生活とライフスタイルを調査・分析したところ、調査開始時、対象者の中にうつ病と診断されていた人は1人もいなかったのに、調査終了時までに657人がうつ病と診断されたそう。
期間中、トランス脂肪酸を多く摂取した人では、摂取しなかった人に比べて、うつ病になるリスクが最大48%も高かったとのこと。
参加した准教授は、「トランス脂肪酸を多く摂取した人ほど心身への悪影響が見られた」と指摘しています。
トランス脂肪酸は、お菓子などのサクサク感を出すためにつかわれるショートニングやマーガリンなどに多く含まれています。油の使用量が多いファストフードを摂ると、多量のトランス脂肪酸を摂取することになり、それがうつ病のリスクを高める、ということですね。
研究チームは、多価不飽和脂肪(オメガ9系)を多く含む魚の一部やオリーブオイルに、うつ病にかかるリスクを減らす効果があることも明らかにしました。
トランス脂肪酸の弊害について、以前読んだことあったなあ。と思い出したのが、心の病は食事で治す (PHP新書)

必須アミノ酸について詳しく説明してあったので、フムフム。
セロトニン、ノルアドレナリンの元になるトリプトファンやチロシンを食事で摂取すれば、抗うつ剤服用と同じ効果が得られるはず、ってところに丸までついてました!
低血糖症による脳のガソリン切れでうつ症状が出る、というのもなるほど!
それと、生田さんはサプリメントを積極的にとるように勧めています。私自身はサプリは飲んだことありませんが参考になります。
また出てくる症例がアメリカ人が多かったので、ちょっとイメージが湧きにくかったのが難点でしたが、それ以外はわかりやすい本でした。
同じ生田さんの本は他にもいろいろ、食事のレシピが載っているのもありますね。本を読むのがつらい時期はこんな方がいいかもしれません。
うつに効く食べもの、食べ方、作り方 うつの予防と解消は食を正すことから

食材のことではなく、食事の食べ方で参考になったことについてはこの記事にまとめました。
→うつで食事がおいしくないとき
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セロトニンのもと 良質のたんぱく質をとろう
うつと食事 時間が大事
NHKためしてガッテン「うつ病よサラバ!脳が変わる最新治療」1
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