NHK「名医にQ うつ病」5
うつ病に関する番組
NHK「名医にQ うつ病」1〜4の続きです。
うつ病にかかっている本人だけではなく、家族・友人からのうつ病の人にどう接したらいいか教えてほしいという相談に答えるコーナーです。
ご参考になさってください。
---------------
NHK「名医にQ うつ病」5(2010年8月21日)
★うつ病の人がいる場合、周囲ができることは何か?
キーワードは
「気づく」
「すすめる」
「つきあう」
★キーワード1「気づく」
うつ病の人は、病気が自分のせい、また弱音を吐いてはいけないと考えるため、助けを求めないため、周囲はうつ病に気づきにくい。
しかし、うつ病を疑わせるサインがいくつかある。
例えば…
1仕事で●●●が増える
2●●●の量が増える
3●●●が減る
4●●●を気にしなくなる
(●の数と答えとは関係ありません)
答えは…
1仕事で「ミス」が増える
うつ病のときは集中力がなくなるので、ミスが多くなる、仕事がたまる、家事が進まない、などの状況になる。
2「飲酒」の量が増える
つらいので、お酒に頼ることが多く、段々量が増える人が多い。
3「口数」が減る
元気がなくなるので、会話をしなくなる。それにつれてため息が増えてくる。
4「外見」を気にしなくなる
エネルギーがないので、身なりに構っていられない。服装などがいいかげんになってくる。
他に、眠れない、食欲がないなど、日常生活に出てくるものなので、つい見逃されやすい。
★キーワード2「すすめる」
ある一年間の調査で、うつ病の人が医療機関を受信した割合は22%。つまり5人に一人しか医師の治療を受けていない。
身近な人にうつ病の疑いがあったら受診をすすめることが大事。
厚生労働省研究班の調査では、自然に回復するのではないか、自分の力でなんとかなるのではないかと考えて、受診をのばしのばしにする人が多いことがわかっている。
また、何科を受診すればいいかわからない場合もある。
Q:実際に受診をすすめるときは。
A:「ちょっとへんだから」というようなあいまいな言い方ではなく「眠れていないようだから専門家に相談しようか」「仕事でミスが増えているから、疲れているんじゃないか」など、具体的に問題点を指摘してすすめるといいのではないか。
Q:何科を受診すべきか。
A:うつ病の専門は精神科、心療内科。最初からそちらでは敷居が高いと思う場合は、かかりつけの内科産婦人科などでもよいだろう。
Q:双極性障害ではどうか。
A:うつ状態のときは、本人もつらいので受診をすすめやすい。しかしそう状態のときは本人も大変調子がいいと感じているので、受診はすすめにくい。が、これを放置すると、お金・仕事・家庭を失うような社会的に大きな痛手につながるので、早期の治療が必要。
Q:どのようにしたらよいか。
A:心の問題より体の問題ととらえて「しばらく寝ていないので、からだがまいっているんじゃないの?」という言い方をするとよい。
一人ふたりでの説得が難しい場合は、親戚の人にもかかわってもらうのが有効な場合もある。
★キーワード3「つきあう」
うつ病の人が、周囲の人に言ってほしくないと思っている言葉がある。
×かんばれ
×性格を変えないとね
×なぜこんな病気になった
×だれにでもあることだ
×薬に頼るな
詳しく見ますと…
×かんばれ
うつ病の人はそれまででもとてもがんばっている。その上がんばれといわれるとまだ足りないのかと思い、ますます自分を責める状態になってしまう。
×性格を変えないとね
自分が悪いという気持ちがますます強くなる。
×なぜこんな病気になった
きっかけになった問題は話題にしない方がよい。過去の出来事はどりかえしがつかないもの。
同様に、予測できないこれからのことを口にするのもあまりよくない。
×だれにでもあることだ
いやなことがあって落ち込むことはだれにでもあるが、うつ病はそのような日常感じる落ち込みとはまったく違う地獄の苦しみ。それを軽くとらえられたように感じて、よりつらくなる。
×薬に頼るな
特に双極性障害の方に言わない方がよいこと。長期に薬を飲んで症状をコントロールする必要がある。飲みたくて飲んでいるわけではないのに、周囲からこのように言われるとよりつらい。
-------------
キーワード1「気づく」のなかのサインはまさにこれ!という感じで当てはまります。ただ、自分がうつ病だとはなかなか気づかないので、周囲が気づくのは本当にむずかしい。
受診をすすめるときは、普段どんな風にコミュニケーションしているかがかなり関係するように思います。
NHK「名医にQ うつ病」6に続きます。
いつも閲覧ありがとうございます
NHK「名医にQ うつ病」1
NHK「名医にQ うつ病」2(女性のうつ病)
NHK「名医にQ うつ病」3
NHK「名医にQ うつ病」
ご参考になさってください
・なかなか「うつ」から抜けられないあなたへ!「うつ」の悪循環から独力で脱出する新しい考え方!プチ認知療法
・簡単なことに気をつけるだけで、うつ病の家族がぐんぐん元気になる「うつ病の家族への対応マニュアル」うつ病患者さん本人にも対応した内容です
・うつ克服法!「笑顔がみたい」〜心と身体の秘密→メンタルトリニティー:あなたが心を和ませ安心する心と身体の法則をお伝えします。
NHK「名医にQ うつ病」1〜4の続きです。
うつ病にかかっている本人だけではなく、家族・友人からのうつ病の人にどう接したらいいか教えてほしいという相談に答えるコーナーです。
ご参考になさってください。
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NHK「名医にQ うつ病」5(2010年8月21日)
★うつ病の人がいる場合、周囲ができることは何か?
キーワードは
「気づく」
「すすめる」
「つきあう」
★キーワード1「気づく」
うつ病の人は、病気が自分のせい、また弱音を吐いてはいけないと考えるため、助けを求めないため、周囲はうつ病に気づきにくい。
しかし、うつ病を疑わせるサインがいくつかある。
例えば…
1仕事で●●●が増える
2●●●の量が増える
3●●●が減る
4●●●を気にしなくなる
(●の数と答えとは関係ありません)
答えは…
1仕事で「ミス」が増える
うつ病のときは集中力がなくなるので、ミスが多くなる、仕事がたまる、家事が進まない、などの状況になる。
2「飲酒」の量が増える
つらいので、お酒に頼ることが多く、段々量が増える人が多い。
3「口数」が減る
元気がなくなるので、会話をしなくなる。それにつれてため息が増えてくる。
4「外見」を気にしなくなる
エネルギーがないので、身なりに構っていられない。服装などがいいかげんになってくる。
他に、眠れない、食欲がないなど、日常生活に出てくるものなので、つい見逃されやすい。
★キーワード2「すすめる」
ある一年間の調査で、うつ病の人が医療機関を受信した割合は22%。つまり5人に一人しか医師の治療を受けていない。
身近な人にうつ病の疑いがあったら受診をすすめることが大事。
厚生労働省研究班の調査では、自然に回復するのではないか、自分の力でなんとかなるのではないかと考えて、受診をのばしのばしにする人が多いことがわかっている。
また、何科を受診すればいいかわからない場合もある。
Q:実際に受診をすすめるときは。
A:「ちょっとへんだから」というようなあいまいな言い方ではなく「眠れていないようだから専門家に相談しようか」「仕事でミスが増えているから、疲れているんじゃないか」など、具体的に問題点を指摘してすすめるといいのではないか。
Q:何科を受診すべきか。
A:うつ病の専門は精神科、心療内科。最初からそちらでは敷居が高いと思う場合は、かかりつけの内科産婦人科などでもよいだろう。
Q:双極性障害ではどうか。
A:うつ状態のときは、本人もつらいので受診をすすめやすい。しかしそう状態のときは本人も大変調子がいいと感じているので、受診はすすめにくい。が、これを放置すると、お金・仕事・家庭を失うような社会的に大きな痛手につながるので、早期の治療が必要。
Q:どのようにしたらよいか。
A:心の問題より体の問題ととらえて「しばらく寝ていないので、からだがまいっているんじゃないの?」という言い方をするとよい。
一人ふたりでの説得が難しい場合は、親戚の人にもかかわってもらうのが有効な場合もある。
★キーワード3「つきあう」
うつ病の人が、周囲の人に言ってほしくないと思っている言葉がある。
×かんばれ
×性格を変えないとね
×なぜこんな病気になった
×だれにでもあることだ
×薬に頼るな
詳しく見ますと…
×かんばれ
うつ病の人はそれまででもとてもがんばっている。その上がんばれといわれるとまだ足りないのかと思い、ますます自分を責める状態になってしまう。
×性格を変えないとね
自分が悪いという気持ちがますます強くなる。
×なぜこんな病気になった
きっかけになった問題は話題にしない方がよい。過去の出来事はどりかえしがつかないもの。
同様に、予測できないこれからのことを口にするのもあまりよくない。
×だれにでもあることだ
いやなことがあって落ち込むことはだれにでもあるが、うつ病はそのような日常感じる落ち込みとはまったく違う地獄の苦しみ。それを軽くとらえられたように感じて、よりつらくなる。
×薬に頼るな
特に双極性障害の方に言わない方がよいこと。長期に薬を飲んで症状をコントロールする必要がある。飲みたくて飲んでいるわけではないのに、周囲からこのように言われるとよりつらい。
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キーワード1「気づく」のなかのサインはまさにこれ!という感じで当てはまります。ただ、自分がうつ病だとはなかなか気づかないので、周囲が気づくのは本当にむずかしい。
受診をすすめるときは、普段どんな風にコミュニケーションしているかがかなり関係するように思います。
NHK「名医にQ うつ病」6に続きます。
いつも閲覧ありがとうございます
NHK「名医にQ うつ病」1
NHK「名医にQ うつ病」2(女性のうつ病)
NHK「名医にQ うつ病」3
NHK「名医にQ うつ病」
ご参考になさってください
・なかなか「うつ」から抜けられないあなたへ!「うつ」の悪循環から独力で脱出する新しい考え方!プチ認知療法
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この記事へのコメント
1. Posted by ピレミン 2011年08月02日 14:07
ありがとう(^_^)
私…認めてもらえるかな…評価してもらえるかな…夢叶うかな…力で押さえつける道は間違っている…最終戦争で傷付け合うなんて悲しすぎるよね…
私…認めてもらえるかな…評価してもらえるかな…夢叶うかな…力で押さえつける道は間違っている…最終戦争で傷付け合うなんて悲しすぎるよね…